# 工程タスク成果物登録
# 機能概要
【ドメインマスタ設定】での【工程タスク成果物登録】では、請負った完成品を作成するまでの作業プロセス(工程、タスク)と完成までの成果物(設計書やその他ドキュメント等)をドメイン内の最大作業範囲で登録します。(例:システム開発であれば要求分析からプログラム開発を経て本番稼働までの作業プロセスと成果物を登録)
ここでは成果物1つ1つに対してどのような作業プロセスで作成するのかを定義することが重要です。
プロジェクトを立ち上げた時に(プロジェクト登録)ドメインを指定することにより、ドメインに設定されている工程タスク成果物情報が各プロジェクトの情報として複写されます。
各プロジェクトでは、プロジェクトメニューの【工程タスク成果物登録】を利用して、請負った作業範囲に合わせて完成までの作業プロセス(工程、タスク)と成果物(ドキュメント等)を調整する必要があります。
通常はドメインに設定されている工程タスク成果物情報は最大作業範囲で登録しているため、各プロジェクトではスコープ対象外となる作業プロセス(工程、タスク)と成果物(ドキュメント等)を削除します。
各プロジェクトでは工程は原価を管理する単位と原価見積を実施する単位として利用します。
工程とタスクは合わせてスケジュール管理で利用します。(タスクはスケジュール管理で追加が可能です)
![](/img/scope/processes/001.png)
図1.1 工程タスク成果物登録の概要
# 画面説明
# 【工程タスク成果物登録】
遷移方法:
【メインメニュー】ドメインマスタ設定⇒【ドメインマスタ設定】ドメインコード⇒【ドメインマスタ設定】工程タスク成果物登録⇒【工程タスク成果物登録】
【プロジェクトメニュー】⇒【工程タスク成果物登録】
【プロジェクトメニュー】ガントチャート⇒【ガントチャート】工程タスク成果物登録⇒【工程タスク成果物登録】
【プロジェクトメニュー】レビュー予定実績管理⇒【レビュー予定実績管理】工程タスク成果物登録⇒【工程タスク成果物登録】
【工程タスク成果物登録】は、遷移元画面が【プロジェクトメニュー】、【ガントチャート】であればプロジェクトを、【ドメインマスタ設定】画面であればドメインを引き継ぎます
![](/img/scope/processes/003.png)
項目名 | 方法 | 属性 | 桁数 | 必須 | 概要 |
---|---|---|---|---|---|
行追加 | クリック | - | - | - | 『共通操作』ドキュメントを参照してください。 |
行削除 | クリック | - | - | - | 『共通操作』ドキュメントを参照してください。 |
子要素追加 | クリック | - | - | - | 『共通操作』ドキュメントを参照してください。 |
上移動 | クリック | - | - | - | 『共通操作』ドキュメントを参照してください。 |
下移動 | クリック | - | - | - | 『共通操作』ドキュメントを参照してください。 |
階層全開 | クリック | - | - | - | 『共通操作』ドキュメントを参照してください。 |
階層全閉 | クリック | - | - | - | 『共通操作』ドキュメントを参照してください。 |
列幅クリア | クリック | - | - | - | 『共通操作』ドキュメントを参照してください。 |
工程・タスク:名称 | 入力 | 全て | 30 | 〇 | 工程またはタスクの名称です。 工程は名称が太字で表示されます。 参照モードの場合、読取専用となります。 |
工程・タスク:記号 | 入力 | 英数のみ | 1 | × | 【コード採番パターン設定】にて、[工程記号]にチェックを入れ、工程記号を登録することで各種コードの採番管理ができます。 [種類]が「工程」と「工程兼タスク」以外の場合は無効となります。 参照モードの場合、読取専用となります。 |
工程・タスク:I/F | 入力 | 大文字英数のみ | 20 | × | 【データ取込】-「プロジェクト工数データ取込」「「タスク-明細別工数データ取込」にて工程、タスクを指定するためのコードを入力します。 【各種マスタ設定】の「I/F工程コードの必須入力」にチェックが入っている場合、必須入力となります。 【各種マスタ設定】の「工数実績がある工程のI/F工程コードの変更不可」にチェックが入っている場合、実績工数が発生している工程のI/F工程コードは読取専用となります。 【自社マスタ設定】の[その他情報]タブにある「明細I/Fコード」を「使用する」に設定すると、タスクに対してもI/Fコードを手入力できるようになります(参照はできません)。 参照モードの場合、読取専用となります。 |
工程・タスク:種類 | 選択 | - | - | 〇 | 「工程」「工程兼タスク」を判別する区別です。 「工程」の場合 ・配下タスクが必須となります。 ・配下タスクが登録されている場合は、[種類]の変更はできません。 ・配下タスクは[種類]の設定ができません。 「工程兼タスク」の場合 ・配下タスクの追加はできません。 ・成果物の配下に2件以上登録されている場合や【ガントチャート】で[明細別管理]が設定されている場合、[種類]の変更はできません。 参照モードの場合、読取専用となります。 |
工程・タスク:表示色 | 入力 | - | - | × | 種類が「工程」「工程兼タスク」の場合は入力必須。(タスク行のみ無効) [種類]が「工程」と「工程兼タスク」以外の場合は無効となります。 参照モードの場合、読取専用となります。 |
成果物:成果物名 | 入力 | 全て | 30 | × | 成果物の名称です。 [納品対象]にチェックが入っているか、レビューパターンが設定されているか、または保管先が設定されている場合は、必須入力となります。 |
成果物:レビューパターン | 選択 | - | 10 | × | 成果物に対して実施するレビューのパターンです。 レビューパターンは各ドメインの【各種マスタ設定】であらかじめ作成しておく必要があります。 [種類]が「工程」の場合は無効となります。 参照モードの場合、読取専用となります。 |
成果物:納品対象 | 選択 | - | - | × | [成果物]を納品物とする場合にチェックします。 [種類]が「工程」の場合は無効となります。 参照モードの場合、読取専用となります。 |
成果物:保管先 | 入力 | - | 300 | × | 成果物の保管先を設定する項目です。 [種類]が「工程」の場合は無効となります。 参照モードの場合、読取専用となります。 |
更新 | クリック | - | - | - | 『共通操作』ドキュメントを参照してください。 |
キャンセル | クリック | - | - | - | 『共通操作』ドキュメントを参照してください。 |
注意行操作について
工程タスク側のグリッドで行追加、行削除、行移動をすると成果物側のグリッドにも連動します。
行削除した際は、配下の成果物も一緒に削除されます。
参考分割検収の工程、工程兼タスクの作成について
分割検収プロジェクトかつ最終検収が完了しているプロジェクトは、工程・工程兼タスクを追加できません。
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