# 分析レポート

# 機能概要

  • 当機能では、OBPMに登録されている各種データを集計し、レポート形式で表示することができます。
  • データを集計する際には、集計用組織図を利用して、部門ごとの数値を任意の組織構造に集約して表示することが可能です。
  • レポート形式での表示の他、グラフ形式での表示にも対応しております。
  • 主に部門長などの上位権限者が、自部門配下の採算状況などを把握するために利用することを想定しています。

# 事前準備

OBPMの分析レポート機能の利用に際しては、事前に行なっていただく必要のある準備がございます。
以下の項目では、それら必須事項の説明を行いますので、利用開始前にご一読ください。

# (システム)各種画面設定の整備

分析レポート機能は、OBPMに登録されている各種のデータを集計表示し、分析に利用するための機能です。分析レポート機能の利用開始前には、データの集計に用いる各種の設定をご設定頂く必要がございます。お手数ですが、以下の設定について事前にご確認ください。

# (システム)集計用組織図の設定

分析レポート機能では、レポートごとに集計値を部門階層ごとに積み上げて表示します。
プロジェクトの実績情報を集計する4種の分析レポート(「受注・見込/実績」「部門損益・見込/実績」「プロジェクト利益予実推移」「問題プロジェクト発生状況」)では、積み上げに使う部門階層として、通常の組織図ではなく集計用組織図を参照します。
そのため、分析レポートの利用開始前には、集計用組織図が利用想定に沿うように設定されているかどうかをご確認ください。
(集計用組織図の登録方法については、システム管理 組織マスタ設定を参照してください)

各レポートがどの組織を参照しているかについては<(システム)アカウントの権限設定>を合わせてご参照ください。

# (システム)集計マスタの設定

プロジェクトの実績情報を集計する4種の分析レポート(「受注・見込/実績」「部門損益・見込/実績」「プロジェクト利益予実推移」「問題プロジェクト発生状況」)では、各プロジェクトの実績値を「集計用プロジェクトタイプ」という単位で集計して表示しております。
「集計用プロジェクトタイプ」は、【集計マスタ設定】画面から登録する、複数のプロジェクトタイプをグルーピングした、プロジェクトの集計用の設定です。前述の4種の分析レポートの利用のためには、「集計用プロジェクトタイプ」の登録が必須のため、事前に【集計マスタ設定】画面から「集計用プロジェクトタイプ」をご設定ください。
なお、【集計マスタ設定】画面ではその他にも、分析レポートの絞込条件として利用可能なグループ設定を登録可能です。
(集計グループの登録方法については、統合管理 集計マスタ設定を参照してください)

# (システム)稼働率計算対象の設定

「稼働率推移」の分析レポートは、【工数入力】画面から入力した工数実績と、【プロジェクトタイプマスタ設定】画面から設定した「稼働率計算」チェックボックスの設定を元に、担当者ごとの稼働率を計算しています。
「稼働率推移」の利用前には、プロジェクトタイプ毎の「稼働率計算」の設定をご実施ください
(プロジェクトタイプ設定の編集方法については、統合管理 プロジェクトタイプマスタ設定を参照してください)

# (システム)アカウントの権限設定

分析レポート機能では、アカウントの所持する権限によっては全社規模の採算情報などを参照することができます。
【アカウントロール管理】での各アカウントへの[追加設定]権限の状態や、【アカウント登録】での[集計用コントロール部門](または[コントロール部門])などを参照して権限制御を行なっています。
これらの権限制御は表示するレポートによって制御方法が異なります。

レポート名(画面名) 参照する組織図 アカウントロール「追加設定」チェックON アカウントロール「追加設定」チェックOFF
受注・見込/実績
部門損益・見込/実績
プロジェクト利益予実推移
問題プロジェクト発生状況
集計用組織図 アカウントの[集計用コントロール部門]配下の部門のみ参照可能。
検索項目[集計用部門]の初期入力値は[集計用コントロール部門]。
全社配下の全部門を参照可能。
検索項目[集計用部門]の初期入力値は「全社」。
稼働率推移
生産性推移
組織図 アカウントの[コントロール部門]配下の部門のみ参照可能。
検索項目[部門]の初期入力値は[コントロール部門]。
全社配下の全部門を参照可能。
検索項目[部門]の初期入力値は「全社」。

# (システム)集計値計算処理の実行タイミングの確認

分析レポート機能では、レポート検索時に大量のデータの計算を行う必要があり、他機能への影響の回避を含む処理速度向上のため、レポート表示用データの算出は検索の実行ごとには行わずに、一部の例外を除いて夜間バッチにて一括で計算する方式を採用しています。
分析レポート機能では、常に最新値を表示しているわけではない、ということをご了承ください。

集計値の計算が行われるのは以下のタイミングです。

  1. 日次バッチの実行時(デフォルトではAM03:00に実行されます)
  2. 仮締処理・本締処理の終了後

注意「Microsoft Report Viewer」コンポーネントのインストールが必要なくなりました

OBPMVer.5.4.0までは「Microsoft Report Viewer 2010」のインストールが必要でしたが、Ver.6.0.0ではインストールは不要です。

# 用語説明

# 『当初の見積』とは

各種レポートの値計算に用いる『当初の見積』は、以下の優先度に従って取得します。

  1. 承認時の プロジェクト状況が「受注」 の承認履歴の中で、最初に承認された承認履歴の承認時の 実行予算(※1)
  2. 承認時の プロジェクト状況が「先行着手」 の承認履歴の中で、最後に承認された承認履歴の承認時の 実行予算(※1)
  3. 承認履歴の中で、 最後に承認された原価見積(※1)
  4. 現在の 【プロジェクト登録】で設定されている 実行予算(※2)
  5. 現在の 【プロジェクト登録】で設定されている 原価見積(※2)

『当初の見積』の取得は夜間バッチにて行うため、プロジェクトへの変更が即座には反映されないことにご注意ください。(夜間バッチについての詳細は<(システム)集計値計算処理の実行タイミングの確認>を参照ください)

※1 申請内容『実行予算』(または『原価見積』)としての承認とは限らないことにご注意ください。
※2 承認機能を利用していない場合を含め、原価見積・実行予算の承認が一度も行われていない場合には、現在の【プロジェクト登録】で設定されている見積を実行予算、原価見積の優先度で取得します。

# 『最終検収実績/見込年月』『最終検収実績/見込金額』とは

各種レポートの値計算に用いる『最終検収実績/見込年月』、および『最終検収実績/見込金額』は、以下の手順で取得します。

  1. 『最終検収実績/見込年月』
    各プロジェクトの、後原価期間前の最終の検収年月(検収予定年月)を取得します。
    検収のないプロジェクトの場合、プロジェクトの[期間終了予定日]から求めた年月を使用します。
  2. 『最終検収実績/見込金額』
    【プロジェクト別採算管理】の実績/予定の集計値です。

『最終検収実績/見込年月』、および『最終検収実績/見込金額』の取得は夜間バッチにて行うため、プロジェクトへの変更が即座には反映されないことにご注意ください。(夜間バッチについての詳細は<(システム)集計値計算処理の実行タイミングの確認>を参照ください)

注意締済の月の『最終検収実績/見込金額』について

『最終検収実績/見込年月』に『最終検収実績/見込金額』を表示した場合、『最終検収実績/見込年月』が締済の月であるにもかかわらず、金額が変動することがあります。
『最終検収実績/見込金額』は後原価や予定金額を区別せずに集計するため、後原価の計上や後原価期間の予定金額が変更された場合などに、このような現象が発生します。

# 画面説明

# 受注 見込/実績

各プロジェクトの見積をもとに『集計用部門・集計用プロジェクトタイプごとの受注実績/予測を把握し今後の見通しを分析する』レポートです。

このレポートの利用により、当初見積時の受注金額と利益から、プロジェクトが当初の想定通りに進行したた場合の集計階層ごとの収益を把握することができます。
また、過去の実績や未来の予定より季節・期末要因などの把握も可能です。

(『当初の見積』の取得基準については<『当初の見積』とは>を参照ください)

このレポートでは以下の分析機能に対応しております。

  • 前年度対比表示
  • 集計用組織図の部門階層によるドリルダウン
  • 四半期・半期・年度ごとの集計値へのドリルアップ
項目名 方法 属性 桁数 必須 概要
年度 入力 数値のみ 4 表示対象の年度を入力します。
集計用部門 入力 英数 11 レポートに表示する集計用部門を入力します。
初期入力値、および配下部門に関する制御については<(システム)アカウントの権限>を参照ください。
部門配下を含める 選択 - - × 入力した[部門]の配下部門を検索対象とする場合、選択します。
表示対象 選択 - - レポート明細部に表示する「利益」を、営業利益・粗利のどちらかから選択します。
表示金額単位 選択 - - レポート明細部に表示する金額の表示単位を選択します。
集計結果表示単位(金額)は 【各種マスタ設定】よりシステム単位で設定可能です。
契約形態 選択 - - レポート集計対象のプロジェクトの、契約形態を選択します。
「共通費プロジェクト」は他の契約形態と、金額の取り扱いが異なるため、同時に選択することはできません。
状況 選択 - - × レポート集計対象のプロジェクトの、契約状況を選択します。

[確度]
契約状況が「確度」のプロジェクトを集計する場合に選択します。選択した場合は[確度の範囲指定]を行うことができます。範囲指定は【受注確度マスタ設定】の表示順序で行われます。

[先行着手]
契約状況が「先行着手」のプロジェクトを集計する場合に選択します。

[受注(中止、完了)]
契約状況が「中止」「完了」のプロジェクトを集計する場合に選択します。
※全てOR条件にて集計します。
確度範囲 選択 - - × [状況]で確度を選択した場合は[確度の範囲指定]を行うことができます。範囲指定は【受注確度マスタ設定】の表示順序で行われます。
確度プロジェクトは期待値(%)を乗じる 選択 - - × [状況]-[確度]が選択されている場合のみ選択可能です。
集計対象の確度プロジェクトの金額に、受注確度ごとに設定されている、期待値のパーセンテージを乗じるかどうかを選択します。
集計区分 選択 - - × レポート集計対象のプロジェクトを絞り込むための集計グループを選択します。
(集計グループについての詳細は、『集計マスタ設定』ドキュメントを参照ください
集計グループ 選択 - - × [集計グループ]は、[集計区分]が選択されている場合のみ選択可能、必須入力です。
社内委託分を除く 選択 - - × チェックONの場合、社内委託の契約金額合計を委託元プロジェクトの売上と原価から差し引いた金額が表示されます。
チェックOFFの場合、通常の金額が表示されます。
【各種マスタ設定】の「「社内委託分を除く」の初期値」が有効の場合、常にチェックONとなります。
検索 クリック - - - 『共通操作』ドキュメントを参照してください。
リセット クリック - - - 『共通操作』ドキュメントを参照してください。
表示単位 選択 - - 表示単位を[月][四半期][半期]から選択します。
ダウンロード クリック - - - 『共通操作』ドキュメントを参照してください。
部門 表示 - - - 検索時に指定した集計用部門、およびその配下部門を表示します。
配下部門が検索されている場合、各部門の左に表示されている記号の押下により、下位部門へのドリルダウンが可能です。
受注年月:
プロジェクトタイプ:
合計
表示 - - - [集計用プロジェクトタイプ]単位で集計された集計値を、部門単位で再集計した値を表示します。
受注年月:
プロジェクトタイプ:
集計用プロジェクトタイプ
表示 - - - 検索条件によって抽出されたプロジェクトごとの値を、各プロジェクトの[プロジェクトタイプ]が属する[集計用プロジェクトタイプ]単位で集計した値です。
配下部門が存在する集計用部門の値の場合、自部門の値に配下部門の集計値が合算された値が表示されます。
行ヘッダーの最下層の階層で、このレベルに表示された値が行集計のベースとなります。
年月 表示 - - - 検索時に指定された[年度]の年月を表示します。
列ヘッダーの最下層の階層で、このレベルに表示された値が列集計のベースとなります。
(年度の期首月は【自社マスタ設定】により変動します)
表示単位が[月]の時表示されます。
四半期合計 表示 - - - [年月]単位で集計された集計値を、四半期単位で再集計した値を表示します。表示単位が[月][四半期]の時表示されます。
半期合計 表示 - - - [年月]単位で集計された集計値を、半期単位で再集計した値を表示します。表示単位が[半期]の時表示されます。
年度合計 表示 - - - [年月]単位で集計された集計値を、年度単位で再集計した値を表示します。
前期-受注 表示 - - - [当期-受注]と同月・同部門・同集計用プロジェクトタイプの、前年度の受注です。
前期-利益 表示 - - - [当期-利益]と同月・同部門・同集計用プロジェクトタイプの、前年度の利益です。
前期-利益率(%) 表示 - - - [当期-利益率]と同月・同部門・同集計用プロジェクトタイプの、前年度の利益率です。
当期-受注 表示 - - - プロジェクトごとの『当初の見積』より求めた受注金額(契約金額)です。

プロジェクトごとに求められた金額は、以下のような階層に表示され、ヘッダーごとの基準に従って再集計されます。
・各プロジェクトの『当初の見積』の[契約日]の年月(※)
・各プロジェクトが属する[部門]
・各プロジェクトのプロジェクトタイプが属する[集計用プロジェクトタイプ]

※『当初の見積』が承認された時点での【プロジェクト登録】より[契約日]を取得し、算出します。[契約日]が未登録の場合は[契約予定日]を、[契約予定日]それも未登録ならば[期間開始予定日]から年月を求めます。
当期-利益 表示 - - - プロジェクトごとの『当初の見積』より求めた利益金額(営業利益または粗利)です。
プロジェクトごとの集計階層の基準は[当期-受注]と同じです。
当期-利益率(%) 表示 - - - [当期-受注]に対する、[当期-利益]の割合を表示します。

# グラフ

項目名 方法 属性 桁数 必須 概要
グラフ 表示 - - - 検索時に指定した年度・部門の、レポート明細部に表示されるものと同様のデータをグラフ化して表示します。

# 部門損益 見込/実績

各プロジェクトの月ごとの計上金額(未来月は予定金額、過去月は実績金額)を集計し、『集計用部門・集計用プロジェクトタイプ別の売上、利益の実績/予測を把握する』レポートです。

このレポートの利用により、集計階層ごとの締月までの実績収益と、締月以降の予定収益を把握することができます。

※同様の機能として【部門別プロジェクト採算照会】が存在しますが、このレポートでは各階層での集計表示と月ごとの前年度対比表示に対応しており、より分析用途に特化した機能となっています。

このレポートでは以下の分析機能に対応しております。

  • 前年度対比表示
  • 集計用組織図の部門階層によるドリルダウン
  • 四半期・半期・年度ごとの集計値へのドリルアップ
項目名 方法 属性 桁数 必須 概要
年度 入力 - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
集計用部門 入力 英数 11 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
部門配下を含める 選択 - - × 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
表示対象 選択 - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
表示金額単位 選択 - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
契約形態 選択 - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
状況 選択 - - × 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
確度範囲 選択 - - × 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
確度プロジェクトは期待値(%)を乗じる 選択 - - × 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
集計区分 選択 - - × 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
集計グループ 選択 - - × 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
社内委託分を除く 選択 - - × 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
検索 クリック - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
リセット クリック - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
表示単位 選択 - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
ダウンロード クリック - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
部門 表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
受注年月:
プロジェクトタイプ:
合計
表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
受注年月:
プロジェクトタイプ:
集計用プロジェクトタイプ
表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
年月 表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
四半期合計 表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
半期合計 表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
年度合計 表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
前期-売上 表示 - - - [当期-売上]と同月・同部門・同集計用
前期-利益 表示 - - - [当期-利益]と同月・同部門・同集計用
前期-利益率(%) 表示 - - - [当期-利益率]と同月・同部門・同集計用
当期-売上 表示 - - - 【プロジェクト登録】の検収金額をもとに集計されます。
プロジェクトごとに求められた金額は、以下のような階層に表示され、ヘッダーごとの基準に従って再集計されます。
・各プロジェクト・売上の最終計上年月
・各プロジェクトが属する[部門]
・各プロジェクトのプロジェクトタイプが属する[集計用プロジェクトタイプ]
当期-利益 表示 - - - 【プロジェクト別採算管理】から求めた利益金額(営業利益または粗利)です。
プロジェクトごとの集計階層の基準は[当期-売上]と同じです。
当期-利益率(%) 表示 - - - [当期-売上]に対する、[当期-利益]の割合を表示します。

# グラフ

「受注 見込/実績」と同様の項目です。<受注 見込/実績>を参照ください。

# プロジェクト利益予実推移

各プロジェクトの『当初の見積』から取得した利益率と、『最終検収実績/見込年月』、『最終検収実績/見込金額』から取得した実績/見込での利益率をもとに、『集計用部門・集計用プロジェクトタイプ別に当初の見積では収益率はどの程度か・実績/見込の収益率はどの程度か・それらの数値の乖離はどの程度か』について、集計表示するレポートです。なお最終検収月に集計されます。

このレポートの利用により、集計階層ごとの当初見積時の利益率と、実績/見込の利益率の乖離を把握することができます。

また、[契約形態]が「社内プロジェクト」のプロジェクトなど、売上が存在しないため利益率が常にマイナスとなるプロジェクトについては、原価金額による予実比較を行うことも可能です。

(『当初の見積』の取得基準については<『当初の見積』とは>を参照ください。
『最終検収実績/見込年月』および『最終検収実績/見込金額』の取得基準については
<『最終検収実績/見込年月』『最終検収実績/見込金額』とは>を参照ください)

このレポートでは以下の分析機能に対応しております。

  • 前年度対比表示
  • 集計用組織図の部門階層によるドリルダウン
  • 四半期・半期・年度ごとの集計値へのドリルアップ
項目名 方法 属性 桁数 必須 概要
年度 入力 数値のみ 4 表示対象の年度を入力します。
集計用部門 入力 英数 11 レポートに表示する集計用部門を入力します。
初期入力値、および配下部門に関する制御については<(システム)アカウントの権限>を参照ください。
部門配下を含める 選択 - - × 入力した[部門]の配下部門を検索対象とする場合、選択します。
表示対象 選択 - - [営業利益率]・[粗利率]
レポート明細部には「利益率」関連の情報を表示し、表示に用いる利益率を営業利益率・粗利率のどちらかから選択します。
[原価]
レポート明細部には「原価」関連の情報を表示します。
表示金額単位 選択 - - × [表示対象:原価]が選択されている場合のみ選択可能、必須入力です。
レポート明細部に表示する金額の表示単位を選択します。
集計結果表示単位(金額)は 【各種マスタ設定】よりシステム単位で設定可能です。
実績月のみ表示 選択 - - × レポート明細部の表示データ取得時に、実績月のみを取得する(仮締が一度も行われていない月は取得しない)かどうかを選択します。
契約形態 選択 - - レポート集計対象のプロジェクトの、契約形態を選択します。
「共通費プロジェクト」は他の契約形態と、金額の取り扱いが異なるため、同時に選択することはできません。
担当者 選択 - - × [PM]
プロジェクトのPM担当者を指定して集計する場合に選択します。
[PL]
プロジェクトのPL担当者を指定して集計する場合に選択します。
[営業]
プロジェクトの営業担当者を指定して集計する場合に選択します。

(テキストボックス)
[PM]・[PL]・[営業]のいずれかが選択されている場合に、選択可能、必須入力です。集計対象の担当者を指定します。

※全てOR条件にて集計します。
集計区分 選択 - - × レポート集計対象のプロジェクトを絞り込むための集計グループを選択します。
(集計グループについての詳細は、『集計マスタ設定』ドキュメントを参照ください
集計グループ 選択 - - × [集計グループ]は、[集計区分]が選択されている場合のみ選択可能、必須入力です。
社内委託分を除く 選択 - - × チェックONの場合、社内委託の契約金額合計を委託元プロジェクトの売上と原価から差し引いた金額が表示されます。
チェックOFFの場合、通常の金額が表示されます。
【各種マスタ設定】の「「社内委託分を除く」の初期値」が有効の場合、常にチェックONとなります。
検索 クリック - - - 『共通操作』ドキュメントを参照してください。
リセット クリック - - - 『共通操作』ドキュメントを参照してください。
表示単位 選択 - - 表示単位を[月][四半期][半期]から選択します。
ダウンロード クリック - - - 『共通操作』ドキュメントを参照してください。
部門 表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
受注年月:
プロジェクトタイプ:
合計
表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
受注年月:
プロジェクトタイプ:
集計用プロジェクトタイプ
表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
年月 表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
四半期合計 表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
半期合計 表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
年度合計 表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
前期-当初見積(%) 表示 - - - [当期-当初見積]と同月・同部門・同集計用プロジェクトタイプの、
前年度の当初見積です。
前期-実績/見込(%) 表示 - - - [当期-実績/見込]と同月・同部門・同集計用プロジェクトタイプの、
前年度の実績/見込です。
前期-差分(%) 表示 - - - [当期-差分]と同月・同部門・同集計用プロジェクトタイプの、
前年度の差分です。
当期-当初見積(%) 表示 - - - プロジェクトごとの『当初の見積』より求めた利益率(営業利益率または粗利率)です。

プロジェクトごとに求められた金額は、以下のような階層に表示され、ヘッダーごとの基準に従って再集計されます。
・各プロジェクトの『最終検収実績/見込年月』
・各プロジェクトが属する[部門]
・各プロジェクトのプロジェクトタイプが属する[集計用プロジェクトタイプ]
当期-実績/見込(%) 表示 - - - プロジェクトごとの『最終検収実績/見込金額』から求めた利益率(営業利益率または粗利率)です。

プロジェクトごとの集計階層の基準は[当期-当初見積]と同じです。
当期-差分(%) 表示 - - - [当期-当初見積]と[当期-実績/見込]の差分値を表示します。

プロジェクトごとの集計階層の基準は[当期-当初見積]と同じです。
当期-当初見積 表示 - - - [表示対象:原価]が選択されている場合、表示します。プロジェクトごとの『当初の見積』より求めた原価金額です。

プロジェクトごとに求められた金額は、以下のような階層に表示され、ヘッダーごとの基準に従って再集計されます。
・各プロジェクトの『最終検収実績/見込年月』
・各プロジェクトが属する[部門]
・各プロジェクトのプロジェクトタイプが属する[集計用プロジェクトタイプ]
当期-実績/見込 表示 - - - [表示対象:原価]が選択されている場合、表示します。プロジェクトごとの『最終検収実績/見込金額』から求めた原価金額です。

プロジェクトごとの集計階層の基準は[当期-当初見積]と同じです。
当期-超過率(%) 表示 - - - [表示対象:原価]が選択されている場合、表示します。[当期-当初見積]に対する、[当期-実績/見込]の割合を表示します。

プロジェクトごとの集計階層の基準は[当期-当初見積]と同じです。
前期-当初見積 表示 - - - [表示対象:原価]が選択されている場合、表示します。[当期-当初見積]と同月・同部門・同集計用プロジェクトタイプの、
前年度の当初見積です。
前期-実績/見込 表示 - - - [表示対象:原価]が選択されている場合、表示します。[当期-実績/見込]と同月・同部門・同集計用プロジェクトタイプの、
前年度の実績/見込です。
前期-超過率(%) 表示 - - - [表示対象:原価]が選択されている場合、表示します。[当期-超過率]と同月・同部門・同集計用プロジェクトタイプの、
前年度の超過率です。

# グラフ

「受注 見込/実績」と同様の項目です。<受注 見込/実績>を参照ください。

# 問題プロジェクト発生状況

各プロジェクトの『当初の見積』、『最終検収実績/見込年月』、『最終検収実績/見込金額』を取得し、問題発生プロジェクトの状況を表示するレポートです。 このレポートには以下の2つのモードが存在します。

  1. 利益表示モード
    各プロジェクトを集計した結果『集計用部門・集計用プロジェクトタイプ別に、当初見積での利益総額はいくらだったか・実績/見込と比較した場合の利益低下額はいくらか・利益低下額の当初の見積での利益総額に対する割合はどの程度か』について集計するモードです。なお最終検収月に集計されます。
  2. 件数表示モード
    各プロジェクトを集計した結果『集計用部門・集計用プロジェクトタイプ別に、検索条件に合致する問題プロジェクトの件数は何件か・絞り込み前の総件数は何件か・問題プロジェクトの発生率はいくらか』について、集計するモードです。なお最終検収月に集計されます。

このレポートの利用により、集計階層ごとの当初見積からの利益低下額と問題プロジェクトの発生状況を把握することができます。

(『当初の見積』の取得基準については<『当初の見積』とは>を参照ください。
『最終検収実績/見込年月』および『最終検収実績/見込金額』の取得基準については
<『最終検収実績/見込年月』『最終検収実績/見込金額』とは>を参照ください)

このレポートでは以下の分析機能に対応しております。

  • 前年度対比表示
  • 集計用組織図の部門階層によるドリルダウン
  • 四半期・半期・年度ごとの集計値へのドリルアップ
項目名 方法 属性 桁数 必須 概要
年度 入力 数値のみ 4 表示対象の年度を入力します。
集計用部門 入力 英数 11 レポートに表示する集計用部門を入力します。
初期入力値、および配下部門に関する制御については<(システム)アカウントの権限>を参照ください。
部門配下を含める 選択 - - × 入力した[部門]の配下部門を検索対象とする場合、選択します。
表示対象 選択 - - レポート明細部に表示し、[利益低下プロジェクト]の検索条件に使用する「利益」を、営業利益・粗利のどちらかから選択します。
表示金額単位 選択 - - × レポート明細部に表示する金額の表示単位を選択します。集計結果表示単位(金額)は 【各種マスタ設定】よりシステム単位で設定可能です。
実績月のみ表示 選択 - - × レポート明細部の表示データ取得時に、実績月のみを取得する(仮締が一度も行われていない月は取得しない)かどうかを選択します。
契約形態 選択 - - レポート集計対象のプロジェクトの、契約形態を選択します。
「共通費プロジェクト」は他の契約形態と、金額の取り扱いが異なるため、同時に選択することはできません。
担当者種別 選択 - - × [PM]
プロジェクトのPM担当者を指定して集計する場合に選択します。
[PL]
プロジェクトのPL担当者を指定して集計する場合に選択します。
[営業]
プロジェクトの営業担当者を指定して集計する場合に選択します。
担当者 入力 - - × [PM]・[PL]・[営業]のいずれかが選択されている場合に、選択可能、必須入力です。集計対象の担当者を指定します。
※全てOR条件にて集計します。
集計区分 選択 - - × レポート集計対象のプロジェクトを絞り込むための集計グループを選択します。
(集計グループについての詳細は、『集計マスタ設定』ドキュメントを参照ください
集計グループ 選択 - - × [集計グループ]は、[集計区分]が選択されている場合のみ選択可能、必須入力です。
表示値 選択 - - レポート明細部の表示モードを選択します。
[利益]
レポート明細部には「利益低下金額」関連の情報を表示します。
[件数]
レポート明細部には指定した条件の「件数」関連の情報を表示します。
対象プロジェクト 選択 - - × [対象プロジェクト]は、[表示値]-「件数」が選択されている場合のみ選択可能、必須入力です。

レポート明細部に「件数」関連の情報を表示する際の、「件数」の抽出条件を指定します。
(詳細については明細部の解説を参照ください)
検索 クリック - - - 『共通操作』ドキュメントを参照してください。
リセット クリック - - - 『共通操作』ドキュメントを参照してください。
ダウンロード クリック - - - 『共通操作』ドキュメントを参照してください。
部門 表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
受注年月:
プロジェクトタイプ:
合計
表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
受注年月:
プロジェクトタイプ:
集計用プロジェクトタイプ
表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
年月 表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
四半期合計 表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
半期合計 表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
年度合計 表示 - - - 「受注 見込/実績」と同様の内容です。<受注 見込/実績>を参照ください。
前期-当初総利益 表示 - - - [当期-当初総合利益]と同月・同部門・同集計用プロジェクトタイプの、前年度の当初総合利益です。
前期-利益低下額 表示 - - - [当期-利益低下額]と同月・同部門・同集計用プロジェクトタイプの、前年度の利益低下額です。
前期-損失率(%) 表示 - - - [当期-損失率]と同月・同部門・同集計用プロジェクトタイプの、前年度の損失率です。
当期-当初総利益 表示 - - - プロジェクトごとの『当初の見積』より求めた利益金額(営業利益または粗利)です。

プロジェクトごとに求められた金額は、以下のような階層に表示され、ヘッダーごとの基準に従って再集計されます。
・各プロジェクトの『最終検収実績/見込年月』
・各プロジェクトが属する[部門]
・各プロジェクトのプロジェクトタイプが属する[集計用プロジェクトタイプ]
当期-利益低下額 表示 - - - 以下の2つの値を取得します。
(1)プロジェクトごとの『当初の見積』から求めた利益金額(営業利益または粗利)。
(2)プロジェクトごとの『最終検収実績/見込金額』から求めた利益金額(営業利益または粗利)。
(3)(1)の値から(2)の値を減算します。
[当期-利益低下額]として取得するのは、(3)の計算結果がマイナスとなった金額のみの集計値です。

プロジェクトごとの集計階層の基準は[当期-当初総合利益]と同じです。
当期-損失率(%) 表示 - - - [当期-当初総合利益]に対する、[当期-利益低下額]の割合を表示します。
この数値は0以外の場合に必ずマイナス表記となります。
前期-件数 表示 - - - [当期-件数]と同月・同部門・同集計用プロジェクトタイプの、前年度の件数です。
前期-総件数 表示 - - - [当期-総件数]と同月・同部門・同集計用プロジェクトタイプの、前年度の総件数です。
前期-発生率(%) 表示 - - - [当期-発生率]と同月・同部門・同集計用プロジェクトタイプの、前年度の発生率です。
当期-件数 表示 - - - 指定した検索条件によって取得されたプロジェクトを、選択中の[対象プロジェクト]ごとに固有の条件で絞り込んだ結果の件数です。([当期-総件数]のうち、[対象プロジェクト] ごとに固有の条件に一致した件数)

・[全て]
続く3条件のいずれかに該当するプロジェクトの件数を取得します。
・ [利益低下プロジェクト]
『当初の見積』が存在し、かつ『当初の見積』と『最終検収実績/見込金額』とを比較した際の利益(営業利益または粗利)の低下率が【自社マスタ設定】の[利益低下率]以上のプロジェクトの件数を取得します。
・「赤字プロジェクト」
『最終検収実績/見込金額』の利益金額(営業利益または粗利)が、-1円以下であるプロジェクトの件数を取得します。
・「失敗プロジェクト」
【プロジェクト登録】にて失敗プロジェクトとして登録されているプロジェクトの件数を取得します。

プロジェクトごとに求められた金額は、以下のような階層に表示され、ヘッダーごとの基準に従って再集計されます。
・各プロジェクトの『最終検収実績/見込年月』
・各プロジェクトが属する[部門]
・各プロジェクトのプロジェクトタイプが属する[集計用プロジェクトタイプ]
当期-総件数 表示 - - - [対象プロジェクト]による絞り込みを行う前のプロジェクトの総件数です。

[対象プロジェクト]にて「利益低下プロジェクト」が選択されていた場合、
『当初の見積』が存在するプロジェクトの件数に絞り込んだ値を表示します。
(『当初の見積』が存在しないと、利益低下の比較元の金額が存在しないため、母数から除外しています)

プロジェクトごとの集計階層の基準は[当期-件数]と同じです。
当期-発生率(%) 表示 - - - [当期-総件数]に対する、[当期-件数]の割合を表示します。

# グラフ

「受注 見込/実績」と同様の項目です。<受注 見込/実績>を参照ください。

# 稼働率推移

各アカウントの工数入力情報を取得し『年月・アカウントごとの総工数は何人日か・そのうち稼働対象の工数は何人日か・そこから求められる稼働率はどの程度か』について、部門・アカウント単位で集計表示するレポートです。(各プロジェクトへの入力工数が稼働率計算の対象かどうかは、【プロジェクトタイプマスタ設定】の[稼働率計算]チェックボックスがONのプロジェクトタイプか否かで判断します)

このレポートの利用により、部門階層やアカウントごとの稼働率を一覧し、稼働率目標の達成のために注意すべき部門等を把握することができます。

このレポートでは以下の分析機能に対応しております。

  • 通常の組織図の部門階層によるドリルダウン
  • 年度ごとの集計値へのドリルアップ
項目名 方法 属性 桁数 必須 概要
年度 入力 数値のみ 4 表示対象の年度を入力します。
部門 入力 英数 10 レポートに表示する部門を入力します。
初期入力値、および配下部門に関する制御については<(システム)アカウントの権限>を参照ください。
部門配下を含める 選択 - - × 入力した[部門]の配下部門を検索対象とする場合、選択します。
表示対象 選択 - - 表示対象のアカウント種別を選択します。
「自社」のチェックをオンにすることで自社アカウントの稼働率が表示され、「委託先」のチェックをオンにすることで委託先アカウントの稼働率が表示されます。
検索 クリック - - - 『共通操作』ドキュメントを参照してください。
リセット クリック - - - 『共通操作』ドキュメントを参照してください。
ダウンロード クリック - - - 『共通操作』ドキュメントを参照してください。
部門 表示 - - - 検索時に指定した部門、およびその配下部門を表示します。配下部門が検索されている場合、各部門の左に表示されている記号の押下により、下位部門へのドリルダウンが可能です。
合計 表示 - - - [アカウント]単位で集計された集計値を、部門単位で再集計した値を表示します。
アカウント 表示 - - - 検索条件によって抽出されたアカウントごとの値です。
配下部門が存在する部門の場合、「※下位部門計」に配下部門分の集計値を表示します。
行ヘッダーの最下層の階層で、このレベルに表示された値が行集計のベースとなります。
年月 表示 - - - 検索時に指定された[年度]の年月を表示します。
列ヘッダーの最下層の階層で、このレベルに表示された値が列集計のベースとなります。
(年度の期首月は【自社マスタ設定】により変動します)
年度合計 表示 - - - [年月]単位で集計された集計値を、年度単位で再集計した値を表示します。左側に表示されている記号の押下により、ドリルアップが可能です。
稼働工数 表示 - - - 各アカウントの各月の入力工数のうち、稼働率計算の対象プロジェクトへの入力分の集計値です。

【プロジェクトタイプマスタ設定】にて、[稼働率計算]が選択されたプロジェクトタイプが設定されているプロジェクトを、稼働率計算対象とします。

アカウントごとに求められた数値は、以下のような階層に表示され、ヘッダーごとの基準に従って再集計されます。
・各アカウントの労働実績月
・各アカウントの[所属部門]
・各アカウント
総工数 表示 - - - 各アカウントの各月の入力工数の総合計です。

アカウントごとの集計階層の基準は[稼働工数]と同じです。
稼働率(%) 表示 - - - [稼働工数]/[総工数]から求めた稼働率を表示します。

注意集計表示に使用される組織について

【稼働率推移】、および次項で解説を行う【生産性推移】では、集計用組織図ではなく、通常の組織図を使ってアカウントごとのデータを階層表示します。
この時、使用される組織図や所属部門は、ログイン日付時点で最新の組織図と所属部門が使用されます。(組織変更期間中に旧組織を選択してログインした場合。旧組織の組織図と、旧組織の末日時点での所属部門が使用されます)
そのため、過去年度の検索を行った際に表示されるレポートは 『各アカウントの過去年度時点でのデータを、最新の組織図と所属で表示する』 という動作になることをご了承ください。

ヒント稼働率計算対象アカウントについて

【アカウント登録】の「稼働率・生産性の計算対象外とする」のチェックをオンにすることで、対象アカウントを【稼働率推移】の計算対象外とすることができます。
※チェックをオンにすることで、【生産性推移】でも計算対象外となります。

# グラフ

「受注 見込/実績」と同様の項目です。<受注 見込/実績>を参照ください。

# 生産性推移

各アカウントが主担当者となっている完了済みの【ガントチャート】情報を取得し、各主担当の担当する工程・タスク・明細が『いつ完了し・何人日の予定工数で計画を立て・何人日の実績工数で完了したか・そこから求められる生産性はどの程度か』について、アカウント単位で集計表示するレポートです。また、参考情報として各アカウントがその月に割り当てられていたリソースヒストグラムの予定工数を表示しています。

このレポートの利用により、部門階層や主担当者ごとの生産性を一覧し、生産性の著しく高い・または低いアカウントや部門を把握することができます。(どちらの場合も、計画の立て方やプロジェクトの進行に問題がある可能性があります)

このレポートでは以下の分析機能に対応しております。

  • 通常の組織図の部門階層によるドリルダウン
  • 年度ごとの集計値へのドリルアップ
項目名 方法 属性 桁数 必須 概要
年度 入力 数値のみ 4 表示対象の年度を入力します。
部門 入力 英数 10 レポートに表示する部門を入力します。
初期入力値、および配下部門に関する制御については<(システム)アカウントの権限>を参照ください。
部門配下を含める 選択 - - × 入力した[部門]の配下部門を検索対象とする場合、選択します。
表示対象 選択 - - 表示対象のアカウント種別を選択します。
「自社」のチェックをオンにすることで自社アカウントの生産性が表示され、「委託先」のチェックをオンにすることで委託先アカウントの生産性が表示されます。
検索 クリック - - - 『共通操作』ドキュメントを参照してください。
リセット クリック - - - 『共通操作』ドキュメントを参照してください。
ダウンロード クリック - - - 『共通操作』ドキュメントを参照してください。
部門 表示 - - - 「稼働率推移」と同様の内容です。<稼働率推移>を参照ください。
受注年月:
プロジェクトタイプ:
合計
表示 - - - 「稼働率推移」と同様の内容です。<稼働率推移>を参照ください。
受注年月:
プロジェクトタイプ:
集計用プロジェクトタイプ
表示 - - - 「稼働率推移」と同様の内容です。<稼働率推移>を参照ください。
年月 表示 - - - 「稼働率推移」と同様の内容です。<稼働率推移>を参照ください。
四半期合計 表示 - - - 「稼働率推移」と同様の内容です。<稼働率推移>を参照ください。
半期合計 表示 - - - 「稼働率推移」と同様の内容です。<稼働率推移>を参照ください。
年度合計 表示 - - - 「稼働率推移」と同様の内容です。<稼働率推移>を参照ください。
計画工数P 表示 - - - 各プロジェクトの【ガントチャート】より取得した、[終了実績日]が入力されている工程・タスク・明細の計画工数を、主担当者ごとに集計した値を表示します。

アカウントごとに求められた数値は、以下のような階層に表示され、ヘッダーごとの基準に従って再集計されます。
・各工程/タスク/明細の[終了実績日]の年月
・各アカウントの[所属部門]
・各アカウント
リソースヒストグラム計画工数 表示 - - - 【リソースヒストグラム】にて、各アカウントに割り振られている計画工数を表示します。
※プロジェクト状況が「逸注」「確度」のプロジェクトは集計対象外となります。
※[計画工数]/[実績工数]に対する参考値として表示しています。生産性の計算中には使用されません。
実績工数A 表示 - - - 各プロジェクトの【ガントチャート】より取得した、[終了実績日]が入力されている工程・タスク・明細の実績工数を、主担当者ごとに集計し表示します。
アカウントごとの集計階層の基準は[実績工数]と同じです。
生産性P/A 表示 - - - [計画工数]/[実績工数]から求めた生産性を表示します。

重要生産性の表示と主担当者について

【生産性推移】の集計は各工程・タスク・明細の主担当者を基準に行います。
そのため、主担当者とは別の複数の担当者が存在するタスクなどの場合、複数人分で入力された計画工数・実績工数が、全て主担当者の名義で集計されることとなります。
進捗報告の登録の仕方によっては、必ずしもアカウントごとの生産性を表示するレポートではない ことにご注意ください。

# グラフ

「受注 見込/実績」と同様の項目です。<受注 見込/実績>を参照ください。